虹の彼方へ Over the Rainbow 弾いてみた
今年10/15に演奏した事を突然思い出したので,Youtubeに投稿してみた.
虹の彼方に〜 Over The Rainbow on solo mandola
FMはつかいち「水曜日の癒されタイム」で出会ったパーソナリティの右田さん親子に誘われて,今回右田さん親子の主催する手回しオルゴールイベントに出演させて頂いた.
父・悦雄さんの美しい手回しオルゴールをBGMに,劇団仕込みの息子・敬之君の朗読が行われた.ある物語の一部分のみの朗読であったが,胸に響く大変素晴らしいものだった.
定期演奏会終了
所属していたサークルの定期演奏会にOBとして出演し,ついに学生(院生)最後のサークル定演を終えた.
僕が本格的に練習に参加し始めたのは本番一ヶ月を切って少しくらいだったが,当初は「本当にこれを人前で弾くのか・・・」という出来だった.というか本番一週間前まで同じようなことを思い続けていて,直前期にして体調を崩し3日連続で休んだ後に復帰すると既に合奏が”出来上がっていた”.こんな時期に筋トレなんてすべきじゃなかったな.
そして自分の代と比較して,後輩たちはだいぶ器用にサークルを運営している.一度弾くと決めた曲をある程度練習したのに辞めたり,10分近い曲をアンコールに弾こうなど馬鹿なことはしていない(はず).
思い起こせばこのサークルに所属しマンドラ・テノールを弾き続けて6年になる.つまり人生の25%をこのサークルに所属して過ごした.
入部当初の先輩も同級生も一人残らず卒業した.自分が入学当初から今までのサークル模様を知っているのは自分だけになるが,ギリギリまで「やべぇやべぇ」言ってるスタンスはどの代も変わらなかった.もしかしたらどこの音楽サークルも同じようなもんかも.
定期演奏会を終えてこれほどの達成感を得られるのも学生だけなのかもしれない.長らく卒業後も続けていくと,初めの数年ほど演奏に苦労することもなくなり,教える後輩も居なくなり,がむしゃらに練習できる時間もなくなる.苦労は買ってでもしろというが,これはたぶん買えない類の苦労だ.
今後もおそらく演奏活動は続けていくと思うが,この気持ちだけは忘れず大事にしていきたい.
閉鎖サークル
僕が所属していた音楽系サークルでは,技術顧問のような指導者がいるわけではなく,先輩が後輩に教えるだけで長い間活動してきた.
今思うとそれはなかなか危ない形態で,先輩が間違った方法で後輩に指導してしまうという事態が起こる.
それで上手くいけばいいが,誰かが我流で取得した演奏スタイルが,必ずしも他の誰かにフィットするとは限らない.
やっぱり歴史の中で培われてきた,「だいたいの人に適している方法」というのを学ぶのが一番の近道だと思う.
そこで必要になってくるのが,自分で様々な教則本をあたってみたり,様々な人の指導をうけることだ.
経験豊富な指導者が一人いればすべて解決しそうなもんなんだが・・・.
GW活動記録
GWが楽しませる側になる時になったのは去年から。といっても自分も結構楽しんでいるし、運営スタッフさんたちの苦労に比べたら楽な立ち位置にいるんだけども。
4/23 ゲストコンサート @ 門脇康一ギター教室 春の定期演奏会
友人のギタリスト門脇卓人とそのお父さん門脇康一さんの門下生発表会で演奏させていただいた。
皆さん一生懸命練習しているのが伝わってくるいい演奏をされていた。幼少期に通っていたエレクトーン教室発表会を思い出した。
中にはマンドリンを習っている生徒さんもいらした。ちょっと親近感。
門脇一家にはとてもお世話になりました。康一さんとは晩酌をご一緒させてもらい、朝には奥さんのあや子さんの手作りパンを手作りマーマレードでご馳走になりました。本当にありがとうございました。特にパンがとても美味しかったです。
5/3 音楽と風景 @尾道
同級生のギタリスト門脇に誘われてなんやかんやで音楽イベント「音楽と風景」に出演させていただいた。
演奏曲リスト
- やさしさに包まれたなら / 荒井由実
- 海の見える街 / 久石譲
- タンティ・アンニ・プリマ / A.ピアソラ
- いのちのたび / 石橋敬三
尾道の雰囲気に合うように落ち着いた曲でプログラムを組んだ。
下記四カ所で、門脇と二人で演奏して回った。
- おのみち家族の台所(尾道駅前広場)
- Cafeコヨーテ
- 欧風酒場ボラーチョ
- 紙片
紙片さんでの演奏では、雰囲気に合うということで予定していなかったジムノペディ第二番も演奏した。お店はとてもわかりにくい場所にあり、さらに店長さんの「あんまり忙しくならないように看板は控えめ」という発言に衝撃を受けた。
お店に取り揃えてあるCDも素敵なものが多くて何枚も買って帰りたかったが、また来るきっかけを残すために一枚だけにしておいた。
『いろのみ』さんの『虹』
ピアニストとプログラマのユニットという想像がつかない組み合わせだけど、とても美しい曲のアルバムだった。一応試聴はしたけどほとんどジャケ買い。
ちなみに紙片では両親と下の姉が来ていたらしい。
最後は当日朝出会ったライアー奏者の宇月彩さんとのデュオ。即興演奏が出来ない自分を宇月さんにうまいこと調理してもらった。年上女性最高。
5/4 マンドリンアンサンブル レジーナ @ 広島市東区民文化センター
レジーナには昨年から出演させていただいてる。今年はマンドラで出た。長いので曲目は割愛。
来年は就職ということで出られるかどうかはわからないが、アンサンブルをさせていただける貴重な場なので大切にしていこうと思う。
打ち上げは銀座ライオン→スズカフェ
隣のトイレが透けてんのかと思ってびっくりした@スズカフェ
さて、明日からまた就活がんばろう・・・。
5/16追記 googleフォトから直接リンクを貼ってたものが上手く表示されなくなっていた。いちいちはてなの方にアップしてから画像を貼らないといけないのかな。
マンドリンブリッジの修復(仮)
マンドリンの表板はフラットに見えて微妙に湾曲しているため、駒(ブリッジ)の底面も表板に合わせて微妙に湾曲させる必要がある。
しかし表板の曲率半径は楽器によって異なるため、ある楽器の駒を別の楽器に装着しようとした時(たぶん普通こういうことはしない)、中央もしくは両端に隙間が生じることがある。通常は新たな楽器に合わせて削るものだと思うが、これ以上弦高を下げられないような場合は新しく駒を作り変える必要がある。
そこで今回は既存の駒の底面を埋めて平面にする方法を考えた。先に書いておくが、一連の作業は324円で済んだ。
今回修復する駒
今回修復するのは中央に隙間があいてるもの。
用意するもの
- 紙やすり(粗目と細目)
- 木材修復用エポキシパテ
- ダイヤモンドやすり
計324円(税込)
すべてダイソーで手にはいった。
作業開始
まず、駒の底面を粗目の紙やすりで磨く。こうすることでエポキシパテがつきやすくなる(たぶん)。
ざっとこんな感じ。「すべすべしてきたな」という所でやめた。
続いてパテを適量塊からちぎり、
全体が均一になるまで練る。練ると熱を帯びてくるため一分以内に成形を終える必要がある。
続いて細長く紐状にして駒の底面に乗せてから、
机の平面などを利用して圧着・成形する。この時に装着する楽器に合わせて底面を成形しておくと楽かも。
このとき机などにそのまま押し付けると
このように机側にひっついて剥がれてしまうため、新聞紙などを敷くことをおすすめする。
そして同様に新聞紙を敷いて圧着・成形したものがこちら。
はみ出たパテは引っ張ってちぎるか、丁寧にカッターナイフなどで削りとっておくと後々楽になる。
そしてこのまま1時間放置して、パテが固まるのを待つ。
~1時間後~
多分パテが駒から外れることは無いと思うが、慎重に新聞紙を剥がす。
そして側面のバリを、ダイヤモンドやすりを用いて削ぐ。(バリは音色にはたぶん関係ないけど、見た目がよろしくない。)
側面の処理が終われば、続いて底面を粗目・細目の紙やすりを使って研ぐ。#60と#1000を用いた。
完成
ピントが合ってなかった・・・。後はここから各楽器に合わせて底面の曲率半径を整えてやれば、とりあえずは使えるようになる。
このエポキシパテは硬化後結構硬かったので、まだやわらかいうちに表板に合わせておくことをおすすめする。