3Dプリントした指板をマンドリンに装着
こちらの記事の続き
今日ついにナット(牛骨)が届いたので、3Dプリントした指板と共にマンドリンに装着してみることにした。中国からの配達なので、発送から2週間程かかった。
持っているドラのナットと比べるとかなり太い。
太さによって音にどんな違いが出るのだろう。これもいつか調べてみたい。
今後のため、ナットを寸法を測っておく。
指板とナットの高低差を1.5mmするため、ひたすらヤスリで削る。
粗い紙やすりがなかったため、細いダイヤモンドヤスリでひたすら削る。約1mm削るのに30分ほどかかった。
ゼロフレットを作っておけば、あまり慎重に削るひつようもなかったのに・・・。
あと、削った牛骨の粉がすげえクサい。
博多とんこつラーメンの店はクサイと聞いたことがあるので、まあそういうもんなんだろうな。
いよいよ指板とナットを先日指板を剥がしたマンドリンに装着する。
ネックより少し太かった。設計ミス。まあ最悪削ればいいし。
テストなのでマスキングテープで仮止め。
ポジションマークと同じ位置に貼っておけばよかった・・・。
ナット周りはこんな感じ。割りといい高低差。
ナットは絃で押さえつけてあるだけ(笑)
実際に弾いてみると、なんとも音痴な感じ。
動画では分からないが、9フレット以上になると音がかなりビビってくる。
あとオクターブチューニングが全然合わない。ネックが反ってるのとブリッジがまっすぐなのがよくない。
あと、金属のフレットよりもしっかり押さえなければ上手く鳴らない。従ってセーハがめちゃくちゃ難しい。フレットの高さが低かったか?それとも絃がナイロンのフレットに食いこんでいるのか。
でもま、ちゃんと音は出るので自分では及第点だともう。
今後の課題
ネックの表面を平らにする方法を考える
順反りなので、反って表に突き出している部分を削って平にするか、凹んでいる部分を何かで埋めるかしかないだろう。
ネックを逆反り方向へ矯正する方法もあるが、木がもたないかもしれない。
ブリッジの調整方法を調べる
太い絃ほどフレットにあたってビビりやすくなるので、ブリッジを高くする必要がある。そうすると押弦した時の理想的な弦長と実際の弦長がズレてしまうので、ブリッジの位置を下げる必要がある。弦長の計算は簡単な三角関数の計算でなんとかなりそうだが、ブリッジをどれほど高くすればいいかは・・・。