クラシックをもっと身近に

僕はマンドリンをやっている人間(弾けるとは言うまい)なので、どちらかと言うと大衆音楽よりは芸術音楽よりの奏者に位置するのでしょうか。

芸術音楽というと、人数を集め、何ヶ月にも渡る練習を積み、コンサートホールで演奏するというのが一般的だと思います。やっぱり音楽を一番いい音で聞けるのはコンサートホールなので、この流れは今後とも揺るぎはしないと思います。

でもその辺りが、芸術音楽の嫌いなところだったりします。

 僕は音楽は、身近なモノであるべきだと思っています。

「ちょっと一杯飲んで帰ろうか」「頑張ったからケーキでも買って帰ろうかな」「あそこのクレープが美味しいらしいから寄ってみよう」ぐらいの感覚で、「今日はちょっと一曲聞いて帰ろうかな」という選択肢があればいいと思うんです。それも、タワレコ等でCDを試聴・購入して帰るなんてものではなく、生の音楽に触れる機会を。

僕は田舎産まれ田舎育ちなのでよくわかりませんが、都会ではストリート・ミュージシャンが結構居たりするものなのでしょうか?都会ではサロンコンサートが毎日どこかで開かれているのでしょうか。

もしあるのなら、それを田舎にも。なければなおさら、こういう風習が出来て欲しいと思います。

芸術は、それを理解する(あるいは理解していると思っている)自称教養人の嗜みと思われている節があります。そんなのは大きな勘違いで、芸術は誰しも必要なものだと思っています。(僕の思う”芸術”は絵画からテレビCMまですべて含みます。)

諸外国はどうなのか知りませんが、日本はもっと芸術家をうまく活用してほしいなと思います。