カーボンファイバーのバイオリン

とある楽器店で面白いものを見つけた。

www.korg.co.jp

http://www.korg.co.jp/KID/mezzo-forte/fine-carbon-fiber-instruments/violin-germany/p1.jpg

カーボンファイバーで出来たバイオリンである。木に比べて温度・湿度変化に強く、高い強度を誇るらしい。

また木のように接着面や強度面を考慮する必要が無いため、フロント・サイド・ボトムを固定するコーナー部が削ぎ落とされ、全体的にツルンとしたデザインになっている。コーナー部は雑音の原因となるらしい。

自分はバイオリン弾きではないし、あまり馴染みもないので雑音がどの程度のものか知らない。シチューを作る際にあえてアクを取らないことで味にコクを出すという手法も聞いたことあるが、楽器に関してはどうなんだろう。

f字孔の横棒も無くなってるが、不要だったからだろうか。

 

ほぼ全体がカーボンから作られているが、修理がしやすくなるように魂柱と駒は木製らしい。音響的にも木のほうが良いらしい。

そう思ったら、結局木のほうがいい音がするのだろうか・・・。

音響と強度はトレードオフということか。

マンドリンでもこういうの作ってくれないかな。