絃が切れる兆候
今日はじめて演奏中にマンドラ絃を切った。
今まで演奏中に絃を切る人のことを馬鹿にしてきたが、まさか自分がそんなやつになるとは・・・。
ところで、絃を切る人は大きく分けて2種類いると思う。
- 絃交換を長らくしていないズボラ、もしくは貧乏人
- 手汗がすごくて絃のサビが早い人
今回の僕は1だった。1年以上前から交換していない絃を弾き続け、A線の副弦が切れてしまった。だが今回はじめて演奏中に絃を切ることで、絃が切れそうなサインを知ることが出来たので、記しておく。
- チューニングが突然下がる
- 複弦のうち一本だけ鳴らしているにもかかわらず、2本ならしているような豊かな響きになる
チューニングが突然下がった時点で「あ、これはやばいな」という思いはあったが、リハーサル中なのでぬけ出すことも出来なかった。結局切れたのでぬけ出すことになったが・・・。
2つ目は不思議なことだが、本当に数秒の間だけ素晴らしい響きだった。豊かな音色が一本の絃から出ており、まるで一瞬に命をかける花火のようだった。
ま、どんなに前向きに捉えようとしたところで弦を切るのは楽器にダメージを与えることになるので、二度とこんなことが起こらないように気をつけよう。